「35歳の自分に投資を」 ノーベル賞吉野彰氏、学生に

2020/1/31 19:26
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 九州大から誕生日ケーキを贈られ、笑顔の吉野彰旭化成名誉フェロー(31日午後、福岡市)=共同

九州大から誕生日ケーキを贈られ、笑顔の吉野彰旭化成名誉フェロー(31日午後、福岡市)=共同

リチウムイオン電池の開発でノーベル化学賞を受賞した吉野彰旭化成名誉フェロー(72)が31日、福岡市西区の九州大伊都キャンパスで講演し、学生らに向け「未来の自分に投資すべきだ。35歳の自分に何が必要か想像してみて」とエールを送った。

会場には学生や市民ら約1300人が集まった。講演は「リチウムイオン電池と環境問題」がテーマで、環境と経済性、利便性のバランスが取れた社会が、人工知能(AI)をはじめとする技術革新で近いうちに実現すると強調した。

質疑応答では、自身が33歳からリチウムイオン電池の研究を始めたことに触れ「35歳前後は何かやらかしてやろうという唯一の機会だ。35歳の自分に対して何をすべきかという目で見れば、すべきことが分かるのではないか」と語った。

1月30日に72歳の誕生日を迎えた吉野さんは、大学からサプライズでケーキを贈呈された。勢いよくろうそくの火を吹き消すと大きな拍手が起き、笑顔で応えた。九大は昨年12月に栄誉教授の称号を付与した。〔共同〕

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