ドイツで無症状感染者から拡大 発症前、医学誌に報告

2020/1/31 18:40
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新型コロナウイルスに感染したものの症状が出ていなかった中国の女性が、発症前に出張先のドイツで感染を広げた疑いがあるとの分析結果をドイツのチームが31日、米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表した。

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(中国疾病予防コントロールセンター、GISAID提供)=共同

日本でも中国湖北省武漢市からチャーター機で帰国した邦人に、症状が出ていない感染者が見つかっており、厚生労働省は感染源になるリスクは一般的に低いとしていたが、海外では具体的な事例が出てきた。

チームによると、中国・上海市の女性が仕事でドイツを訪れ、20、21日の会議に出席した。滞在中に症状はなかったが、22日に中国に戻る航空機内で発症し、26日に検査した結果、陽性と判定されて感染が確認された。

ドイツでこの女性と会議で同席した30代のドイツ人男性がウイルスに感染した。男性は24日に喉の痛みを訴え、27日に感染が確認された。中国への渡航歴がなかったため、チームは症状が出る前の女性から感染した可能性が高いとみている。

他にも男性の職場の同僚3人が24日以降に発症し、28日に感染が確認された。うち1人は会議に同席していた。他の2人は上海の女性に会っておらず、発症前の男性から感染した可能性がある。4人にはいずれも重い症状は出ていないという。〔共同〕

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