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鉄連会長「新型肺炎、鉄鋼生産にも影響」

日本鉄鋼連盟の北野嘉久会長(JFEスチール社長)は31日、新型コロナウイルスの感染が世界で拡大していることに関して「中国の製造業の生産が滞れば、日本の鉄鋼生産にも影響が出るだろう」と話した。中国に生産拠点がある自動車メーカーなどの間では、春節休暇以降も工場の再開を遅らせる動きがある。主要顧客の自動車大手の生産休止が長引けば、鉄鋼輸出にもマイナス要因となりかねない。

記者会見した鉄連の北野会長(31日、東京都内)

北野会長は感染の広がりについて「非常に深刻な事態と見ている」と話した。米国では国務省が中国への渡航を禁止するなど警戒レベルを引き上げた。北野会長は「世界的な問題で、国際社会が万全の態勢で早期に収束させることが共通認識だ」と話した。

一方、国内では2019年の粗鋼生産量が10年ぶりに1億トンを割り込んだ。内需の鈍化に加え、米中貿易戦争の長期化を背景に輸出の減少が続く。北野会長は20年の粗鋼生産の見通しについて「内需は今年も厳しい。輸出の回復に期待しているが、全体では19年と同程度の生産規模になるだろう」と話した。

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