寒い日に出かけてお得 氷点下、雪で割引に

2020/2/1 2:00
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八ケ岳周辺の市町では毎朝、気温を測って割引率を決める(山梨県北杜市)=八ケ岳ツーリズムマネジメント提供

八ケ岳周辺の市町では毎朝、気温を測って割引率を決める(山梨県北杜市)=八ケ岳ツーリズムマネジメント提供

寒くなると割引になるサービスが観光地や屋外のテーマパークなどで広がっている。暖冬の影響で冷え込みも和らいでいるとはいえ、冬場は外出を控えがち。主催者らは「暖かいサービスを用意して待っている」と期待する。寒い日こそあえて出かけてみてはいかがだろうか。

夏は避暑地としてにぎわうものの、冬は閑散期を迎える八ケ岳の周辺市町は、午前10時の気温によって食事や商品、宿泊料を割り引く。5~0.1度なら1割引き、0~氷点下4.9度なら3割引きと寒いほど割引率が高く、氷点下5度以下なら半額。八ケ岳の寒さを逆手にとったキャンペーンだ。

同様のサービスを行った19年は、37日間中の36日間で割引があり、うち10日間は氷点下5度以下で5割引きに。主催する八ケ岳ツーリズムマネジメントの担当者は「暖冬といわれる今年も1月11日の開始以来、毎日割引がある」と話す。最終日の2月16日は「グランド・フィナーレ」として気温にかかわらず5割引きを適用する。

飲食店や雑貨店、宿泊施設やプラネタリウムなど80店舗以上でサービスを受けられ、対象商品は店舗によって異なる。北杜市のカフェ「エイト・マーケット」では甲州名物「生信玄餅」をのせたソフトクリームなどを割引対象に。塩沢聡子店長は「店内は暖かくしており、ホットドリンクも用意している」と話す。

降雪量で値引き額を決めるのは山形県の肘折温泉。「ドカ雪・大雪割キャンペーン」として、前日午後3時までの24時間降雪量に応じて宿泊料などを値引くサービスを18軒の旅館で行う。30~44センチの降雪なら宿泊料が500円引き、45~59センチなら1千円引き、60~100センチ未満なら2千円引きになる。大蔵村観光協会(大蔵村)の担当者は「肘折温泉は日本有数の豪雪地帯で、この時期に見られる雪景色は圧巻だ」と話す。

ウシや馬、ヤギなどの動物たちとふれあえる「成田ゆめ牧場」(千葉県成田市)では、当日午前8時の天気予報で予想最低気温が0度を下回ればお得に入場できる。下回った気温に10%を掛けた分だけ入場料を割り引き、氷点下2度なら20%引きだ。

同牧場は行楽期の週末に2千~3千人が訪れる人気ぶりだが、冬場の少ないときは300人程度。20年は1月20日までに4日間、割引が適用され、牧場の広報担当者は「寒いときこそ動物たちの温かさを感じに来てほしい」と力を込める。

飲食店もサービスに乗り出す。渋谷や池袋など東京都内に6店舗を展開する回転ずし店「天下寿司」では最高気温が10度以下の日にあぶりネタや手巻きずしを190円から130円に値引くなどのサービスを実施。客足がさらに遠のく雪の日には380円の本マグロ中トロが半額の190円となる。

運営する天下商事(東京・豊島)の小酒井克樹社長は「寒い日にはラーメンなど温かいものを食べたくなるが、すし屋にもぜひ足を運んでみてほしい」と話している。

(金春喜)

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