成田の滑走路延伸や新設許可 国交省、28年度に完成

2020/1/31 10:13
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国土交通省は31日、成田空港の路線受け入れの拡大に向け、滑走路の延伸や3本目の新設を盛り込み成田国際空港会社(NAA)が提出していた施設変更申請を許可した。同社は今後、整備に着手し2028年度末までの完成を目指す。同空港の機能強化計画が実現に向けて動き出す。

NAAの計画では現在A、Bの2本ある滑走路のうちB滑走路を現在の2500メートルから3500メートルに延ばすほか、同規模のC滑走路を新設する。完成すれば成田の年間発着回数は、現行の30万回から50万回に増える見通し。総事業費は約5千億円で、空港の敷地面積も約2300ヘクタールと現在の倍近くとなる。

空港の機能強化を巡っては18年3月、NAA、国交省、千葉県、周辺市町が合意。19年11月にNAAが国交省に空港施設の変更を申請していた。

空港周辺では騒音悪化を懸念する声があり、同社は滑走路近くの住宅の防音工事も進める。3本の滑走路それぞれに7時間ずつ発着しない時間を確保する一方、運用時間をずらして全体の発着時間は午前5時~翌午前0時半と、現状より1時間半拡大する方針だ。

政府は訪日外国人客を30年に6000万人まで増やす目標を掲げ、首都圏の空港の機能強化を進めてきた。羽田空港は3月に都心上空を飛ぶ新ルートの運用を始め、年間発着回数を約50万回とする計画。成田の機能強化により、将来は両空港で計100万回となる見込みだ。

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