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Amazon8%増益 10~12月、クラウド事業「AWS」好調

【ニューヨーク=高橋そら】米アマゾン・ドット・コムが30日発表した2019年10~12月期決算は、純利益が前年同期比8%増の32億6800万ドル(約3500億円)だった。増益は2四半期ぶり。営業利益の7割を占めるクラウドサービス「AWS」が大きく伸びた。ネット通販事業は物流網の拡大に伴うコストや人件費が増加したものの、新規会員の獲得や販売増による売上高の伸びで吸収した。

全体の売上高は21%増の874億3700万ドルで、過去最高を更新した。稼ぎ頭であるAWS事業は34%増。直営のネット通販事業は15%増の456億5700万ドルだった。

ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は声明で「これまで以上に多くの人がプライム会員に加わった」と強調した。有料の「プライム」会員数は世界で1億5千万人を超え、18年4月時点(約1億人)から2年弱で1.5倍に増加した。米国を中心にプライム会員向けの翌日配送サービスを拡大した効果が出た。19年の年末商戦では自社製のAI(人工知能)スピーカーなど「数十億の商品の注文があった」。

国土が広い米国では従来、2日以内に商品が届くサービスが主流だった。アマゾンは19年から、翌日配送サービス拡大のため集中投資を実施すると宣言していた。20年は「より多くの地域に広げる」(ブライアン・オルサブスキー最高財務責任者=CFO)計画だ。

アマゾンは米フェデックスやUPSなどの物流大手に依存しない自前の配送網の構築を急ピッチで進める。倉庫から消費者宅までの「ラストワンマイル」でも、小口配送の企業と提携して自社専用の配送網を構築しつつある。

これまでに米国内で800社以上と小口配送の提携を結び、7万5000人のドライバーを雇用した。既存の物流大手との競争も激しくなっており、UPSのデビッド・アブニーCEOは「アマゾンはたしかに顧客だが、競合でもある」と指摘した。

好決算を受け、30日の米株式市場の時間外取引ではアマゾンの株価が一時13%急騰する場面があった。時価総額は一時、1兆ドルを越えた。

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