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がん免疫薬の効果、投与から1カ月で判定 京大

京都大学の本庶佑特別教授と茶本健司特定准教授らは、がん免疫薬「オプジーボ」が効いているかどうかを判別できるまでの期間をこれまでのおよそ3分の1に短くする技術を開発した。患者の血中物質や免疫細胞を調べることで、投与を始めて1カ月以内に高精度で判定できる。治療方針の決定や医療費削減に役立つ技術として、企業と協力して実用化を目指す。

オプジーボは幅広い種類のがんによく効くが、半数以上の患者に効果がない。早い時期に効いていないと判断できれば患者に適したほかの治療法に切り替えられるが、現状では判別に3カ月程度かかり、実際は効果がなくても無駄な投薬を続けてしまうことがある。

研究チームは肺がん患者54人で、オプジーボを2週間おきに計3回投与する直前に採血した。効果があった患者は、がんを攻撃しうる免疫細胞の比率が高いなどの特徴があった。免疫細胞を詳しく解析すると、治療を始めて1カ月以内に96%の高い精度で効果があるかどうかを判定できた。

投与前後の血中物質の変化も調べた。腸内細菌由来など4種類の物質を調べたところ、1カ月以内に81%の精度で効果を判定できた。免疫細胞を調べる手法よりも簡単で「がんの組織を調べる既存の効果予測法よりも精度が高い」(茶本特定准教授)とみている。

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