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ドイツ銀行、19年は6300億円の最終赤字に転落

リストラ費が重荷に

【ウィーン=石川潤】経営再建中のドイツ銀行は30日、2019年決算で53億ユーロ(約6300億円)の最終赤字になったと発表した。18年は3.4億ユーロの最終黒字だったが、2年ぶりに赤字に転落した。ドイツ銀行は19年7月に全行員の2割にあたる1.8万人の人員削減を軸とする経営再建計画を発表しており、リストラなどに必要な費用が膨らんだ。

ゼービング最高経営責任者(CEO)は「19年後半の収益は安定している」と述べ、本業自体は順調に回復していると強調した。さらに中核的な自己資本比率(CET1)は13.6%で、財務面も問題はないとした。

経営再建中のドイツ銀行=ロイター

同時に発表した19年10~12月の最終損益は15億ユーロの赤字だった。ドイツ銀行が進めるリストラは株式売買業務からの撤退を含む大規模なもので、依然として経営の重荷になっている。

ドイツ銀行は同じドイツ大手のコメルツ銀行との統合を検討してきたが、労組の反対などで19年春に破談となった。その後はリストラによる単独での生き残りを探っているが、再建への道筋は描き切れていない。

今後はリストラを進めながら、収益力をいかに高めていくかが課題となる。ただ、欧州中央銀行(ECB)のマイナス金利政策などで超低金利の状況が続いており、収益環境は厳しいままだ。

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