発熱前、大阪城や心斎橋に 感染の女性ガイド

2020/1/30 12:15
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大阪市内の病院に入院中の市内在住の40代女性が29日に新型コロナウイルスへの感染が判明したことを受け、大阪府の吉村洋文知事は30日、女性が発症する前にツアーのガイドとして市内の大阪城周辺や心斎橋周辺を訪れていたことを明らかにした。府は医療従事者を中心に、20日の発症後に女性と濃厚接触した可能性のある人物の特定を進めている。

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女性は28日に感染が確認された奈良県の60代男性が運転していたバスにガイドとして同乗し、12~17日に武漢からのツアー客らと行動していた。女性は15日、市内のベイエリアを観光し、16日は大阪城エリアと心斎橋エリアを巡ったという。府外に出た後、17日午前に関西国際空港に向かいツアーを終えた。

17~22日は別のツアーにガイドとして乗車。17日午後は関空からスタートし、大阪城エリアと心斎橋エリアを観光した。

吉村知事は、女性が発症前に大阪城や心斎橋の周辺を訪れたことを明らかにした(30日午前、大阪府庁)

吉村知事は、女性が発症前に大阪城や心斎橋の周辺を訪れたことを明らかにした(30日午前、大阪府庁)

府は29日の記者会見で、女性の府内の詳しい行動について公表していなかった。吉村氏は「潜伏期間中の発症前に感染させることもあると言われている。正確に情報を伝えることが冷静な行動につながる」と述べた。一方、府外の行動歴については「国が発表すべきだ」として明らかにしなかった。

吉村知事は同日、女性が中国人であることも明らかにした。

女性は20日に発熱し、20~21日に東京都内の病院を受診。22日に体調不良が続いていたためガイドを交代し、新幹線と地下鉄を利用して大阪府内に戻り医療機関で受診した。ただ女性は20日以降はマスクを着用しており、府は移動の際の濃厚接触はないとみている。

症状が改善しないことから23日に府内の別の医療機関を受診し、コンピューター断層撮影装置(CT)により肺炎の所見が確認されたため、入院した。女性はこの際、武漢から来た旅行者と接触があったと申告したという。

30日現在、症状は改善しており、入院して経過観察を続けている。女性は20日以降、マスクを終日着用していたといい、府は不特定多数の人と接触があった可能性は極めて低いとしている。

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