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EYジャパン、人事評価の偏りを調べるAIを開発

日経クロステック

会計コンサルティングのEYジャパンは2020年1月29日、人事評価や採用面接の運用実態を分析できる人工知能(AI)技術「JEFTY(Jargon Explorer For TYping)」を開発し、組織人事コンサルティングサービスへの適用を始めたと発表した。評価者によるコメントを解析し、評価視点の偏りなどを可視化できるという。

JEFTYの解析フロー(出所:EYジャパン)

JEFTYはEYジャパンの組織人事コンサルティング部門が独自開発した自然言語処理技術である。従業員1万人の大企業の場合、評価コメントを目視で全数調査するのに800時間かかるところ、AIで全数を即座に分析できる。JEFTYの名前は古代エジプト神話における知恵をつかさどる神「JEHUTY(ジェフティ)」に由来する。

JEFTYはまず深層学習など「教師あり」の機械学習技術を使い、評価コメントのテキストから「評価のポイントになる重要な表現」を自動抽出する。構築したAIモデルは「重要な表現」の90~95%を抽出できるという。続いて企業の人事制度が示す評価項目と、コメントから抽出した重要表現との類似度を算出し、評価者がどの評価項目を重視しているかを集計・可視化する。

集計結果および主要な活用イメージ(出所:EYジャパン)

例えば「評価項目がコミュニケーション能力に偏っている」といった分析結果が出た場合、コンサルタントは顧客企業に「他の項目を重視するよう評価者を指導すべき」などと助言できる。逆に分析結果を基に、評価項目が曖昧である、などの問題点をあぶり出すこともできるという。

JEFTYが誤解しやすい制度表現の例(出所:EYジャパン)

(日経クロステック/日経コンピュータ 浅川直輝)

[日経 xTECH 2020年1月29日掲載]

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