国内で人から人感染 新型肺炎、29日帰国者は3人陽性

2020/1/30 8:56 (2020/1/30 13:07更新)
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帰国希望の邦人を乗せ、武漢から到着したチャーター機の第2便(30日午前、羽田空港)

帰国希望の邦人を乗せ、武漢から到着したチャーター機の第2便(30日午前、羽田空港)

厚生労働省は30日、中国湖北省武漢市から29日にチャーター機で帰国した邦人206人のうち、3人が新型コロナウイルスに感染していたことを明らかにした。遺伝子検査で陽性だった。1人は入国後に発熱や喉の痛みなどの症状を訴えて入院した50代男性。ほかに症状はみられなかった40代男性と50代女性の2人も陽性となった。無症状でのウイルス保有者の確認は国内で初めて。

また、厚労省は30日、新型肺炎について「国内で人から人への感染が認められた」と正式に表明した。武漢市からのツアー客を乗せたバスの運転手とガイドの感染が判明したため。今後、武漢市に滞在歴がなくても、同市からの入国者と接触があった人に発熱や肺炎などの症状がみられた場合、医療機関に対し保健所への報告を求める。

29日に帰国した206人のうち、症状が確認された12人が入院した。同省は「本人の安心のため」として、症状が無かった帰国者にも念のため検査を行ったところ、無症状の陽性が2例判明した。無症状の2人は千葉県内の医療機関に移動し、入院するという。

国立感染症研究所の脇田隆字所長は30日午前、厚労省で開いた記者会見で「現時点では、無症状の人から感染することもあり得るとして対策を考えるべきだ」と説明。無症状の2人が今後、発症するかや、ウイルスの量などを評価する必要があるとしている。

第1陣の帰国者のうち、ほかに検査を受けた201人は陰性が確認された。2人は検査に同意しなかった。

30日午前には、武漢市からの帰国を希望する210人を乗せた第2陣の民間チャーター機が羽田空港に到着した。同省によると、重症者はいないという。東京都によると、13人が発熱などの症状を訴えており、都内の病院に搬送された。

帰国者は機内検疫に加えて到着後も検査を受け、肺炎が疑われる症状があった場合、原則都内の病院に搬送する。症状のない人も国立国際医療研究センター(東京・新宿)でウイルス検査をする。

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