トランプ氏、新NAFTAに署名 カナダ承認で発効へ

貿易摩擦
2020/1/30 3:16
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【ワシントン=鳳山太成】トランプ米大統領は29日、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定「USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)」の実施法案に署名した。メキシコと米国が批准したことで、残るカナダが手続きを終えれば発効する。NAFTA見直しを公約に掲げた同氏は11月の大統領選へ成果を訴える構えだ。

トランプ氏は企業関係者を署名式典に呼んでUSMCAを大々的にアピールした(29日、ホワイトハウス)=ロイター

メキシコには米国市場をにらむ日本の自動車メーカーなどが多数、進出しており、対応を急ぐ。

トランプ氏はホワイトハウスで開いた署名式で「NAFTAという悪夢を終わらせる。USMCAはこれまでで最も大きく、公正でバランスの取れた貿易協定だ」と主張した。式典には閣僚や与党・共和党の議員のほか、カナダとメキシコの政府代表者、労働者や農家など大勢を招待し、大々的にアピールした。

カナダ議会は近く、実施法案の本格審議を始める。現時点でカナダの批准手続きに大きな障害はないようだ。USMCAは3カ国が批准を通知して3カ月後に発効する。

USMCAは自動車の関税をゼロにする条件として域内の部材調達比率を62.5%から75%まで段階的に厳しくするなどして米国への生産回帰を促す内容だ。自動車メーカーなど日本企業のサプライチェーン(供給網)も見直しを迫られる。

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