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キオクシア社長に早坂氏 上場は20年秋以降に

半導体大手のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)は29日、早坂伸夫副社長(64)が社長に昇格したと発表した。人事は29日付で、病気療養中の成毛康雄社長(64)は退任する。事業子会社のキオクシアでも早坂氏が社長に昇格し、成毛氏は社長を退任する。市況悪化の影響もあり、2019年度内を目指していた上場時期は20年10月以降にずれ込む見通しだ。

29日の取締役会で決議した。成毛氏が病気療養のため辞任を申し出たという。キオクシアは18年6月に東芝子会社を離れ、米ベインキャピタルなど日米韓連合の傘下に入っている。

同日開いた記者会見で早坂氏は「メモリーは先進技術を実現する基幹部品だ」と述べ、「技術開発をとめず躍進していきたい」と抱負を述べた。18年10月にキオクシア会長に就いた米インテル出身のステイシー・スミス氏も出席した。

成毛氏はキオクシアの前身である東芝の事業部時代から約10年にわたりトップを務めてきたが、19年7月から病気療養に入っていた。早坂氏は直近で技術統括責任者を務めるなど技術畑が長く、同期入社でもある成毛氏の療養を受けて業務を代行してきた。早坂氏は今後の方針について「(成毛氏の)戦略や考え方は共有していく」と述べた。

変動の激しいメモリー市況の悪化が響き、キオクシアHDの19年4~9月期の連結決算は1500億円の最終赤字となっている。足元で市況は底打ち傾向にあるが、関係者によれば、従来は19年度内を目指していた株式上場の時期は20年10月以降にずれ込む見通しだ。上場主幹事の証券会社を選び直す。

スミス氏は会見で「18年6月の独立から3年以内の上場という方針に変更はない」との従来方針を確認するにとどめつつ、「上場に必ずしも依存せず適切な投資を振り向ける」とも話した。

英調査会社IHSマークイットによると、キオクシアはNAND型フラッシュメモリーで18年に世界シェア17.6%を占め、韓国サムスン電子に次ぐ2位。米ウエスタンデジタル(WD)と共同運営する主力の四日市工場(三重県四日市市)は世界のNANDの3割超を生産している。

早坂 伸夫氏(はやさか・のぶお)84年(昭59年)東北大院博士課程修了、東芝入社。19年7月東芝メモリHD(現キオクシアHD)代表取締役副社長執行役員。福岡県出身。

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