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アドテスト、減益幅が縮小 今期最終 5G浸透で需要回復

2020/1/29 20:30
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半導体製造装置のアドバンテストは29日、2020年3月期の連結純利益が前期比14%減の490億円になりそうだと発表した。36%減の365億円と見込んでいた従来予想から減益幅が縮小する。次世代通信規格「5G」向けの投資が想定以上に加速しており、アドバンテストの主力であるスマートフォン向け検査装置が好調だ。

5G用半導体の検査装置は引き合いが強い

減速が続いた半導体メモリーも市況が回復し、顧客の設備投資が動き出した。上方修正は今期2度目となる。

「5Gは想定より大きな需要が立ち上がった。21年3月期には最高益更新にチャレンジする」。この日の電話会見で吉田芳明社長は先行きに強気な見方を示した。純利益予想は市場予想の平均(QUICKコンセンサス)の411億円を上回った。

20年3月期の売上高は4%減の2700億円となる見通し。従来予想から230億円引き上げた。顧客企業に5G向けスマホの新機種開発や量産化に向けた投資が広がり、スマホの中に入る半導体の検査装置が好調だ。

スマホの高機能化で、検査時間が長くなっており、効率的に検査を進めたい半導体メーカーが従来よりも設置を増やす動きも追い風だ。通期のスマホ向け検査装置の売上高は1540億円(前期は1486億円)と過去最高を更新する見通しだ。

減速が続いたメモリー向け検査装置も持ち直してきた。メモリーは在庫調整が長引き価格が下落したため、取引先の半導体メーカーが設備投資を抑制してきた。足元ではデータの一時記憶に使うDRAMの需要が5Gスマホ向けに想定より早く本格化している。中国の半導体メーカーが量産を開始したことも寄与する。データの長期保存に使うNAND型フラッシュメモリーの投資も回復し、韓国の半導体メーカー向けなども堅調だ。

同日発表した19年4~12月期連結決算は純利益が前年同期比19%減の387億円だった。

主要な半導体関連株で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は最高値圏で推移する。半導体市況をけん引する5Gはまだ普及期の入り口に立ったところで、今後は基地局などのインフラ整備、ミリ波と呼ばれる高い周波数帯に対応した端末などの需要が急拡大するとみられる。こうした恩恵をもっとも受けやすく、業績拡大の余地が大きいとしてアドバンテストの株価は19年初めから約3倍にまで上昇している。

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