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関電、高浜3・4号機停止4~5カ月に テロ対策遅れ

関西電力は29日、テロ対策施設の建設遅れのため、高浜原子力発電所(福井県高浜町)3、4号機を8月以降にいったん停止させ、それぞれ約5カ月、約4カ月後に再稼働させると発表した。これまで建設が約1年遅れるとしていたが半分以下にし、停止期間を短縮する。収益への悪影響を最小限にとどめる。

テロ対策施設は航空機などによるテロを受けても、遠隔で原子炉を冷却できるようにするための施設だ。3号機は8月、4号機は10月に設置期限が迫っているが、工事が間に合わない見通し。原子力規制委員会は期限に遅れた場合は原発を原則停止する方針を2019年に決めている。

29日発表した計画では、3号機は8月2日から12月22日、4号機は10月7日から21年2月10日まで停止する。これまで約1年遅れるとしていたが、「土木工事を同時に進めたり建設足場の組み立てと撤収作業を効率化したりして工期短縮にめどをつけた」(担当者)という。

それぞれの停止期間中は、21年以降の予定だった通常3カ月程度の定期検査も併せて前倒しで実施。停止期間は火力発電で代替するため、両基とも1カ月あたり45億円程度の発電コスト増となる。運転期間を極力確保して収益への影響を減らす狙いだ。

再稼働済みの大飯原発(福井県おおい町)3号機、4号機のテロ対策施設の設置期限は両基とも22年8月で、引き続き期限内の完成に向けた工期短縮を探っていくという。テロ対策施設の建設遅れで原発が止まるのは、九州電力の川内原発(鹿児島県薩摩川内市)1、2号機に続く2例目となる。

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