ジェイテクト、高耐熱蓄電装置 23年に100万個超

2020/1/29 19:00
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ジェイテクトは、新開発の蓄電装置「高耐熱リチウムイオンキャパシタ」の生産棟を初めて報道陣に公開した。約30億円を投じて2019年秋に量産を始めた。同社は自動車や一般機械向けに受注が伸びると見込んでおり、追加投資をした上で23年にも100万個の生産を見込む。

完成したリチウムイオンキャパシタを手に取る担当者(愛知県岡崎市)

生産棟は花園工場(愛知県岡崎市)にあり2階建ての建屋で、19年10月に完成した。キャパシタは大きく分けて5つの工程を経て生産されており、1週間程度かかる。中でも電極材料を混ぜ合わせる「混練」や、金属箔に塗る「塗工」などの工程の生産設備は、自社の工作機械部門やグループ会社のノウハウを生かして内製化した。

新開発キャパシタは動作温度範囲がマイナス40度~85度と、従来のリチウムイオン電池やキャパシタよりも広範囲なのが特長だ。建設や農業向け機械のほか、自動運転車、航空機など幅広い用途を見込む。

自動運転で主電源が故障した場合、補助電源として搭載したキャパシタで5分程度運転できるといい、安全な場所に車両を退避できる。既に自動車メーカーから受注しており、22年度には自動運転車向けの量産開始を見込む。

現在のラインの生産能力は年48万個だが、足元は年6万個を生産している。BR蓄電デバイス事業室の西幸二室長は「低コスト・高容量化の開発により用途を広げ、将来的に300万個まで生産を増やしたい」と述べた。

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