物語に「監禁」されるパワー 野崎六助氏が選ぶ3冊
砂男(上・下) ラーシュ・ケプレル著

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2020/1/30 14:00
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日本経済新聞 電子版
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最近のサイコ・スリラーの主流は監禁型に移行してきた。子供を誘拐して閉じこめる奴(ら)の話。連続殺人鬼ならぬ連続監禁鬼では語呂もよくないが、そこは流行(はや)りの勢いか。

ホフマンの「砂男」イメージ、謎めいたヒーロー刑事、獄中から事件をあやつるハンニバル系のサイコ男、潜入捜査する女公安刑事。手堅い構成にくわえて、後半に現(あら)われるEUの現在が怖(おそ)ろしい。北欧発の暗鬱さプラス現代史の大問題…

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