卑小な村社会、これが日本 陣野俊史氏が選ぶ3冊
幼な子の聖戦  木村友祐著

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2020/1/30 14:00
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日本経済新聞 電子版
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青森県の小さな村で村議をしている「おれ」が主人公。人妻との不倫の証拠を掴(つか)まれた主人公はそれをネタにゆすられる。立候補した友だちの選挙を妨害するよう強要される。そして――。

話は小さく、卑小だ。中年にさしかかろうとする主人公の情けなさ、臆病さに胸が苦しくなる。だが村の選挙戦の愚かさは、はたして彼らだけのものなのか? むろんそうではない、と木村は考えているし、読者にも共有されるはず。いまの日…

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