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中古スマホ取引、iPhone市場は7と8で上位占める

2019年第4四半期(10~12月)の中古iPhoneランキング(出所:マーケットエンタープライズ)
日経クロステック

中古品ネット販売のマーケットエンタープライズは28日、2019年第4四半期(10~12月、4Q)における中古スマホ端末(iPhone、Androidスマホ)の取引数ランキングを発表した。同ランキングは、中古スマホ端末取引の大手4市場(ヤフオク!、メルカリ、ムスビー、ラクマ)の動向を分析した結果である。

中古iPhone市場のトップは「iPhone 7(ソフトバンク)」。以下、6位までをiPhone 7とiPhone 8が占めた。7位と9位にはiPhone 6sが入り、iPhone XやiPhone XSシリーズはトップ10のランク外である。同社によれば、17年発売のiPhone Xは1年で販売中止となり市場流通量が少なく、18年発売のiPhone XSシリーズに比べるとiPhone 7とiPhone 8はサイズが小さくホームボタンがあり、価格が安価であることが好評の理由という。

同社中古モバイル市場アナリストの菅野辰則氏は「19年10月に改正された電気通信事業法の影響が大きかった」と話す。具体的には完全分離プランの義務化による端末割引の制限だ。「高価格(ハイエンド)端末であるiPhoneは微増ながら中古取引数量が約5.4%上昇した。これは端末代金の割引が上限2万円に設定されたことにより、新品のiPhoneに機種変更する動きが鈍ったことが原因」(菅野氏)と分析する。

Pixel 3aの取引数が大幅増

2019年第4四半期(10~12月)の中古Androidスマホランキング(出所:マーケットエンタープライズ)

一方の中古Androidスマホ市場の注目株は「Google Pixel 3a」。マーケットエンタープライズによれば前期よりも取引数が大幅に増加したという。同機は19年6月発売の比較的新しい端末で、ランキング入りしている機種の多くが16年以前の発売ということからも異彩を放つ。人気の理由は「十分な機能も備えている上に、平均取引価格が4万円弱と手ごろなこと」(同社)とみている。

なお、ランキングトップは「Xperia X Compact(NTTドコモ)」だった。同機の発売は16年だが、19年6月に同価格帯の機種が新品市場で充実してきたことから、徐々に買い換えが発生し中古流通量が増加したと同社はみている。

菅野氏は、中古iPhone市場との違いを次のように解説する。「例年と比較すると19年は新品価格8万円までのエントリーからミドルレンジのスマートフォンが比較的多く発表され、家電量販店でのキャンペーンの後押しもあり、端末割引規制後も新作のAndroidへの機種変更の動きが衰えなかった。その結果、中古の取引数量は15%減少した」

今後については「20年は日本で次世代通信規格『5G』サービスの提供が開始されるため、5G対応の夏モデルまで機種変更を控えるユーザーが増える可能性もある。例年とは異なる動きをするのではないか」(菅野氏)という。

(日経クロステック 加藤雅浩)

[日経 xTECH 2020年1月28日掲載]

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