「内燃機関は死なない」水素活用へ研究者らが起業
科学記者の目 編集委員 久保田啓介
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地球温暖化防止の取り組みが強まるなか、自動車などの動力源を担ってきた内燃機関(エンジン)に逆風が吹いている。ガソリンを燃やすと二酸化炭素(CO2)の排出が避けられず、世界の自動車メーカーはこぞってCO2排出が少ない電動車に軸足を移している。だが、内燃機関に未来がないわけではない。元大学教員らが「活路は水素にある」とみてスタートアップを起業。水素を燃やすエンジン開発に挑み始めた。
水素エンジン開発に...
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