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ルノー新CEOにVW子会社前社長、トヨタで勤務経験も

ルノーCEO就任が決まったデメオ氏=ロイター

【パリ=白石透冴】フランス自動車大手ルノーは28日、空席となっている最高経営責任者(CEO)の役職に独フォルクスワーゲン(VW)傘下セアト(スペイン)のルカ・デメオ前CEO(52)を招く人事を発表した。トヨタ自動車に勤務した経験があり、日産自動車三菱自動車との関係強化に適任と判断した。

デメオ氏は競合他社で一定期間役職に就かないとの契約をVWと結んでいたため、実際の就任は7月1日。最高財務責任者(CFO)のクロチルド・デルボス氏がその間暫定CEOを続け、同日付で副CEOに就く。

ルノーのジャンドミニク・スナール会長は「ルノーと日仏連合にとって重要な出来事だ。変革する自動車市場で、デメオ氏は大きな戦略と視野を持った人物だ」とのコメントを発表した。

デメオ氏はイタリア北部ミラノ出身。ルノー、トヨタ欧州拠点、フィアット〈現フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)〉で勤務した後、2009年にVWにマーケティングトップとして加わった。

業績不振に陥っていたスペインの大衆車ブランド、セアトのトップに15年に就任。多目的スポーツ車(SUV)、電気自動車(EV)などの商品群の見直しを進め、安定した黒字を出せるまでに立て直した。

フランス語を完璧に話せるほか、欧州の自動車市場に幅広い知識を持つ。ルノー筆頭株主の仏政府がフランス人の起用を主張するとの観測もあったが、就任を認めた。

ルノーでは元会長兼CEOのカルロス・ゴーン被告が辞任し、ティエリー・ボロレ氏が19年1月に後任となった。ただ経営手腕を疑問視する声が高まり、同年10月に解任された。

セアトは7日にデメオ氏のCEO辞任を発表しており、ルノーCEO就任に向けた動きとみられていた。

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