雲梯で女児死亡に賠償命令 3千万円、香川・善通寺

2020/1/28 19:27
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香川県善通寺市の保育施設の雲梯(うんてい)で2017年、女児(当時3)が首を挟まれ、後に死亡した事故を巡り、両親が施設を運営する社会福祉法人「カナン福祉センター」(高松市)や園長、担任保育士に対し、計約5千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、高松地裁(森実将人裁判長)は28日、法人に約3140万円の支払いを命じた。2人への請求は棄却した。

判決理由で森実裁判長は、法人について「園児の身体が挟み込まれる危険性があると認識し得たのに放置した」と過失を認定。一方、園長は就任から間もなく、事故を予測することは困難だったと指摘。担任保育士にも注意義務違反はないと判断した。

判決などによると、事故は17年4月12日に園庭で発生。女児の首が、握るための棒を取り付けた横板と、斜めに設置された補強用の板との隙間に挟まった。女児は意識不明となり18年1月に死亡した。原告側は当初、約2億5千万円の賠償を求めていたが、請求額を変更した。

園長は業務上過失致死の疑いで書類送検され、19年1月、高松地検が嫌疑不十分で不起訴処分としている。〔共同〕

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