京セラ、敷地外の太陽光発電を工場に 国内初の実験

2020/1/28 18:17
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京セラは28日、工場敷地外で太陽光発電した電力を関西電力の送電網を使って工場に供給する「自己託送」の実証実験を4月から実施すると発表した。発電した電力を蓄電池にためて、工場向けに安定的に供給する。蓄電池を使った自己託送は国内初。敷地面積などの都合で太陽光パネルを十分に置けなくても、外部から供給して自家消費できる仕組みを確立する。

滋賀県野洲市が保有する2千平方メートルの敷地を借りて、出力150キロワットの京セラの太陽光発電システムを設置。電力を蓄電池にため、約2キロメートル離れた京セラの滋賀野洲工場(同市)に関電の一般送配電網を使って供給する。

工場など生産現場で、太陽光発電のような再生可能エネルギーを活用する動きは広がっている。自己託送を使うことで、敷地の制限などで太陽光パネルの設置場所が限られる場合に外部の遊休地などを活用して再生可能エネルギーの利用率を高められる。京セラは実証実験を通じて電力の制御などの技術を高め、こうした仕組みをシステムとして販売することを検討する。

京セラは2030年度に同社が排出する温暖化ガスを13年度比で3割減らし、再生可能エネルギーの使用量を10倍に増やす目標を掲げる。取り組みを目標の達成につなげる狙いもある。

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