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首相、公債発行「8年連続減額は当初予算ベース」

決算では2年連続増

安倍晋三首相は28日の衆院予算委員会で、施政方針演説で「8年連続で減額」と説明した新規国債発行額について「当初予算(による数字)だ。決算ベースではそうなっていない」と明らかにした。野党共同会派に所属する国民民主党の前原誠司元外相への答弁。

首相は通常国会初日の演説で、経済政策の効果の1つとして「公債発行は8年連続での減額だ」と述べた。当初予算ベースでは2013年度から20年度まで減少しているが、年度の収支が確定する決算でみると16、18年度は前年度の発行額を超えている。補正予算の編成が理由で、19年度も増加の見込みだ。

前原氏は「補正予算を出して、財政規律が崩れていっている。演説は嘘ではないか」と追及した。首相は「嘘というのは言い過ぎだ」と反論。「決算ベースで当初予算を上回る公債発行を行った年度はあるが、必要不可欠な対応を機動的に行った結果だ」と弁明した。

首相は「当初予算で公債発行額を抑制するのは財政健全化を進める上で極めて重要だ。これは政権の姿勢でもある」とも語った。

20年度予算案では18年度の剰余金のうち19年度補正予算案で使う8千億円を除く分を特例法案により財源に充てている。前原氏は「借金を返すべきお金が20年度予算案の財源になっている。公債発行を減らせたというのは矛盾で、粉飾だ」と指摘した。

麻生太郎財務相は「おっしゃることはもっともだ」と応じた。「マーケットが『財政再建を全然やっていないではないか』となると影響がものすごく大きい。我々は野党とではなくマーケットと仕事しているので、そちらを優先した」と述べた。

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