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空間認識技術のKudan、同業の米新興を買収へ

空間認識技術を開発するKudanは同業の米スタートアップ、アーティセンス・コーポレーション(カリフォルニア州)の子会社化に向け、株式を取得する。29日から3段階に分けて出資を予定し、取得金額は最大で3000万ユーロ(約36億円)になる。Kudanはアーティセンス社が持つ精密な3次元(3D)地図作製技術を取り込み、自動運転用などに提供する。

29日に180万ユーロで同社に12%を出資し、取締役を1人派遣する。2度目の出資は6月29日を予定しており、26%の株式を取得して持ち分法適用会社にする。3度目の出資は6月末以降、アーティセンス社の営業損益の黒字化などを条件に実施し、同社を完全子会社化する。完全子会社にする場合の出資総額は最大で3000万ユーロとなる見通し。

アーティセンスはミュンヘン工科大学の教授らが2016年に創業したスタートアップ。ロボットや自動車がカメラ映像などから位置を推定し、周囲の3D地図を作製する「SLAM」と呼ぶ技術のアルゴリズム(計算手順)を開発している。

SLAMの開発はKudanも手がけている。同社は処理速度の速さを強みとするのに対し、アーティセンスは特徴を読み取りにくい画像から3D地図を作る技術が特徴という。

アーティセンスはドイツを中心に約20人の技術者を抱え、営業拠点として日本法人も設けている。18年12月期の営業損益は約2億円の赤字だった。Kudanは自社の顧客網やSLAMにアーティセンス社の技術力を組み合わせ、自動運転やロボットの制御などに提供していく考えだ。

(山田遼太郎)

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