障害者を「働く納税者」に 立ち上がったおかん
バリアフリーの先へ(4)
障害者の雇用は増えているが、法定雇用率の引き上げや補助金など「公的支援」頼みの面は否めない。社会福祉法人プロップ・ステーション(神戸市)理事長、竹中ナミ(71)は重度の障害を持つ娘のためにも、障害者が「働く納税者」として自立できるよう、就労支援に取り組んでいる。
「どうして皆、ネガティブ?」
「麻紀、今年もおかんにパワーを頂戴ね」
2020年正月、竹中は娘の麻紀(47)に語りかけた。麻紀はふだんは...
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現職は生活情報部シニアライター。企業、大学、ダイバーシティーなどのガバナンス論(組織統治)や、仮想通貨などトークンエコノミーについて取材しています。正統性や正義の問題といったガバナンスの切り口から、経済の様々な現象を分析することに興味があります。企業経営をガバナンスの視点で読み解く日経電子版読者向けニューズレター「Nikkei Briefing リーガルのつぼ」を執筆しています。カバージャンル
経歴
活動実績
2020年12月10日
単著「日本企業のガバナンス改革」(日経BP日本経済新聞出版)を刊行
2020年11月25日
長崎県立大学で「日本のガバナンス改革とファミリー企業の経営」をテーマにオンライン講義
2019年6月29日
一橋大学で開かれたセミナーに登壇。テーマは、仮想通貨(暗号資産)に至る貨幣の変遷や、近現代の貨幣経済と古代の贈与経済の違い
2018年11月7日
長崎県立大学でファミリー企業にみるコーポレートガバナンス論を講義
2018年11月7日
長崎県立大学で仮想通貨・ブロックチェーンの経済学について講義
関連企業・業界