/

静岡銀行が行員採用多様化 高卒復活、スポーツ選手も

静岡銀行が新卒の大学生が中心だった採用制度を見直す。高卒採用を再開するほか、アマチュアスポーツ選手や音楽などの文化活動に携わる人材を正社員として採用する。若手の行員には大学奨学金の返済支援制度を新設する。長引く低金利で地域金融機関の従来のビジネスモデルが変革を迫られるなか、地域に密着した多様でロイヤルティー(忠誠心)の高い行員を増やす狙いがある。

静岡銀が高卒採用を再開するのは27年ぶり。採用活動をやめた1993年は大学進学率が高まる一方、事務集中化やシステム化で「高卒行員が担う業務ニーズが減った」(花崎誠執行役員)という時代背景があった。

今回採用する高卒予定者は大学の夜間コースや通信制大学を受験することを条件に受験料や合格後の授業料全額を同行が負担する。高卒者を採用する金融機関は珍しくないが、学費を全額負担するのは極めて異例だ。

地域のスポーツや文化活動に携わる人材については、今年4月から採用を始める。初年度は静岡銀が協賛する女子ラグビーの「アザレア・スポーツクラブ」(静岡県袋井市)や女子バレーボールの「ブレス浜松」(浜松市)に所属するアマチュア選手が対象になる。

対象団体は今後順次拡大し、音楽団体に所属する演奏家らも対象にする予定だ。

試合や公演があるときは所属団体の活動を優先し、平常時は銀行業務に従事する。団体に所属している間は支店での支援業務や本部の企画・管理・広報などを担当し、引退後は他の行員と同様の業務を担ってもらう。

入行からまもない行員を対象にした奨学金返済制度も4月から導入する。静岡銀行共済組合が借り換えを請け負い、金利ゼロで貸し出す。入行から最長5年は返済を据え置くことができ、その後20年以内に返済する。入行10年間で最大50万円まで支援金を支給する。新入行員の3割が奨学金を借りており、経済面や心理面の負担を減らす。

静岡銀行は19年春に169人の大卒者を採用した。このほか社会人枠などを通じて、専門性の高いプロ人材を採用している。19年夏には正社員の行員の服装を自由化するなど、多様な職場環境づくりを目指している。

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

企業:
業界:

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン