JSR、純利益32%減 19年4~12月、合成ゴムの採算悪化
JSRが27日発表した2019年4~12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比32%減の189億円だった。主力の合成ゴム事業は、原料価格の下落をうけた販売価格の落ち込みで採算が悪化した。世界的な自動車市況の悪化で、合成樹脂事業も振るわなかった。
売上高にあたる売上収益は5%減の3590億円、営業利益は22%減の296億円だった。ディスプレー向け材料は一部顧客の稼働が落ち込んだ影響をうけた。半導体向け材料やライフサイエンス事業は好調だった。
20年3月期の業績見通しは従来予想を据え置いた。売上収益は前期比3%減の4830億円、純利益は10%減の280億円を見込む。
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