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京セラ、印刷会社向けプリンターに本格参入

商業印刷向けプリンターを発表する京セラドキュメントの伊奈社長(右)(27日、都内)

京セラは27日、印刷会社などを顧客とする商業用プリンターの事業に本格的に参入すると発表した。子会社の京セラドキュメントソリューションズが3月、大型の印刷機を国内で発売する。複合機やプリンターの技術をベースに開発した。オフィス向け事務機器市場の成熟が続く中、新たな事業分野を開拓する。

新製品の名称は「タスクアルファプロ15000c」。インクジェット方式の機器で、オフィス向け複合機のように規定サイズにカットされた用紙を使う。独自開発した水性顔料インクを用い、A4サイズの紙の場合、1分あたり150枚印刷できる。

価格は標準仕様で2460万円(税別)を想定する。周辺機器によって前後する。「初年度は世界で500台、そのうち10%程度を日本市場でと考えている」(京セラドキュメントの伊奈憲彦社長)。2019年末から欧米で販売を一部開始しており、印刷会社のほか、企業の集中印刷室などの需要を狙う。

印刷会社向けの機器は富士ゼロックスやリコーキヤノンといった大手も注目する領域だ。ロール紙を使った大型で大量印刷できる機器などが存在するが「他社製品とは価格帯や想定する用途が異なる」(伊奈社長)とし、競合と差を打ち出す。将来的にはさらに上位の機種の展開も視野に入れる。

京セラはこれまでオフィス向けのプリンターや複合機を手掛けてきた。ただオフィス向けの事務機市場は成熟しており、さらなる拡大は難しい。京セラはオフィス向けでは文書管理のシステムを強化する一方、新たな領域として印刷会社向けの機器に参入する。

(諸富聡)

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