新型肺炎の円高インパクト、通貨別に温度差も
経済部 斉藤雄太
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27日午前の外国為替市場では対ドルの円相場が一時、1ドル=108円70銭台と前週末の東京市場終値から80銭ほど上がり、米国とイランの軍事的緊張が高まった8日以来の円高・ドル安水準を付けた。中国で発生した新型肺炎の被害が広がり、景気の先行きへの不安が強まったことから、リスクオフ(回避)の円買いの動きが出た。ただ、その後は1ドル=109円前後で推移し、投資家は実体経済への波及度合いを慎重に見極めようと...
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