首相、新型肺炎「指定感染症」に 衆院予算委
チャーター機派遣は28日にも

2020/1/27 9:44 (2020/1/27 12:10更新)
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政府の新型肺炎への対応について答弁する安倍首相(27日午前、衆院予算委)

政府の新型肺炎への対応について答弁する安倍首相(27日午前、衆院予算委)

安倍晋三首相は27日午前の衆院予算委員会で、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎について、感染症法で定める「指定感染症」に指定すると表明した。28日に閣議決定する。政府は武漢市に在留する日本人の帰国を支援するためのチャーター機に関し、28日にも派遣する方針を決めた。希望者全員を帰国させるため複数回の派遣も検討する。

首相は衆院予算委で「感染者に対する入院措置や、公費による適切な医療などを可能とするため」と理由を述べた。感染症法上の指定感染症に認定すると、患者を入院させたり就業を制限したりするといった強制的な措置を取れるようになる。

日本人の帰国支援では「中国政府との調整を加速させ、チャーター機などあらゆる手段を追求し、希望者全員を速やかに帰国させる」と強調した。茂木敏充外相は「湖北省に約560人が滞在していると確認している」と述べた。いずれも自民党の福井照氏への答弁。

自民党は27日午前に党本部で緊急役員会を開いた。自民党の二階俊博幹事長はチャーター機派遣について政府側から「早ければ28日にも出すとの報告を受けた」と述べた。役員会後、記者団に明らかにした。

外務省は27日午前、チャーター機派遣を巡り、武漢市の在留邦人にメールで「速やかに第1陣の運行を実施すべく準備しているが、後刻ないし後日に第2陣の運行の可能性がある」と通知した。空港までの移動手段を自力で確保できるか連絡するよう求めた。

衆院予算委は27、28日の両日、首相と全閣僚が出席して2019年度補正予算案の審議をする。28日午後に補正予算案を採決する見込みだ。

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