茂木氏、邦人帰国支援の協力要請 日中外相が電話協議
茂木敏充外相は26日夜、中国の王毅(ワン・イー)外相と新型コロナウイルスによる肺炎への対応をめぐって電話で協議した。茂木氏は中国湖北省武漢市などに在留する日本人の帰国支援への協力を要請した。王氏は「日本の考え方を理解する」と応じた。
茂木氏は感染の拡大を防ぐため「協力できることがあれば全力で支援する」と伝え、王氏は「全力で対策にあたっている。国際社会への情報提供に努める」と語った。茂木氏は協議後、記者団にチャーター機などの派遣時期を問われ「準備が整い次第、できるだけ早くだ」と答えた。
茂木氏は26日時点で武漢市を含む湖北省の滞在者430人と連絡が取れたと明らかにした。連絡が取れない在留者や渡航者もいる可能性がある。