全ての子どもの利益保障を 日教組の教研集会が閉幕

2020/1/26 15:28
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広島市で開かれていた日教組の第69回教育研究全国集会が26日、「全ての子どもたちの最善の利益が保障される社会の実現を」とのアピールを出し、3日間の日程を終えた。延べ約9千人の教員らが参加した。現場の取り組みや課題をまとめた約620本のリポートが発表され、活発な議論が交わされた。

「平和教育」の分科会では、身近な地域や住民が戦争に巻き込まれたエピソードを掘り起こし、授業で活用する取り組みなどが報告された。学区内の戦争体験者に頼み込み、地元が空襲に遭ったときの生々しい記憶を語ってもらったという公立小教諭は「戦争が自分たちと関係ないと思っていた子どもたちは衝撃を受けていた」と説明した。

地元・広島県の小学校から参加した50代の女性教諭は、子どもたちに戦争や平和について日常的に考えてもらうため、「あらゆる授業の場面で、話題にしていくことが大切だ」と話した。

性教育に関する議論のあった分科会では、心と体の性が異なるトランスジェンダーの生徒が、規定によって部活動の全国大会に出場できなかった事例が紹介された。一部の生徒が排除されたことについて「部活動が勝利至上主義に陥っているのではないか」「生涯スポーツの観点で部活動を考えられないか」との声が上がっていた。

〔共同〕

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