ソフトバンクの機密情報、ロシアに譲渡か 元社員逮捕

2020/1/25 18:53 (2020/1/25 20:22更新)
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警視庁公安部は25日、勤務先だった通信大手、ソフトバンクの機密情報を不正に取得したとして、同社元社員、荒木豊容疑者(48)=千葉県浦安市=を不正競争防止法違反(営業秘密の領得)の疑いで逮捕した。同部は荒木容疑者が取得した機密情報を在日ロシア通商代表部の職員らに渡したとみており、調べを進めている。

逮捕容疑は2019年2月18日、自身が勤務していたソフトバンクのサーバーにアクセスし、同社の営業秘密である機密情報など計2点を複製し不正に取得した疑い。

公安部によると、荒木容疑者はロシア通商代表部の現職職員の男に唆されて、取得した情報を渡した疑いがあるという。警視庁は25日、外務省などを通じ、既に帰国した元職員の男を含めた2人を出頭させるようロシア側に要請した。

荒木容疑者は19年末に同社を退職しているという。逮捕容疑について認めており、職員への情報提供についても「現金を複数回もらったことがある」などと話しているという。

ソフトバンクは25日、「多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くおわびする」とするコメントを発表した。同社は、無断に社外に持ち出されたのが作業文書などで、顧客の個人情報といった機密性の高い情報は含まれていなかったとしている。

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