新型肺炎、国内3例目の感染確認 武漢からの旅行者
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厚生労働省は25日、中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の国内3例目の患者を確認したと発表した。患者は武漢市在住の30代の女性旅行者で、18日に来日。21日夜から発熱とせきの症状があり、23日に東京都内の医療機関を受診した。
厚労省によると、女性は武漢市で患者が多数発生した海鮮市場には立ち寄っていないと説明し、中国での肺炎患者との接触も確認できていない。国内の移動時にはマスクを着用していた。
入国時に症状はなく検疫を通過。23日の受診時には38.4度の発熱があり、軽い肺炎症状もあったことから医療機関が保健所に報告した。症状が軽いとして入院はせず、ホテルで療養していた。
25日に東京都健康安全研究センターの遺伝子検査で新型肺炎の患者と確認した。家族ら同行者が3人おり、経過観察を続けているが現時点で特に症状の訴えはない。
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