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「人から人へ感染」ベトナムで確認 新型肺炎でWHO

(更新)

【ハノイ=大西智也、北京=高橋哲史】中国で感染が拡大する新型コロナウイルスについて、世界保健機関(WHO)は24日、ベトナムで人から人への感染が起きたと推定されると発表した。WHOは中国以外の国・地域では人から人への感染が確認できていないとして緊急事態宣言を見送ったが、今後の判断に影響を与える可能性がある。

ベトナム保健省は23日、新型コロナウイルスによる中国人親子の肺炎患者を確認したことを明らかにした。現地メディアによると、13日に父親(66)が中国湖北省武漢市から首都のハノイ市に到着し、南部のホーチミン市近郊に住んでいた息子(28)と中南部のニャチャンで合流した。

その後、2人でホーチミン市などに移動し、2人とも発熱が確認されたため、22日にホーチミン市内の病院に入院したという。息子はベトナムに長期間滞在しており、親子間で感染したとみられている。親子はベトナム国内で飛行機や電車などを利用して移動しており、国内での感染拡大が不安視されている。

中国メディアによると、日本時間午後9時時点で中国国内の感染者は1372人、死者は41人に達した。感染者はチベット自治区を除く中国全土に広がっている。フランスやオーストラリア、マレーシアでも感染者が初めて確認された。

中国政府は新型肺炎が発生した湖北省武漢市とその周辺地域の事実上の封鎖を続けている。中国中央テレビは25日、武漢市が26日午前0時(日本時間同1時)から市の中心部で許可を受けた車や公用車を除く自動車の通行を禁じると伝えた。北京市は26日から同市と他省を結ぶ長距離バスなどの運行をすべて停止する。

25日午前には武漢市の病院で、新型肺炎の治療に当たっていた耳鼻科の医師(62)が新型肺炎の疑いで亡くなった。医師の死亡は初めてとみられるが、新型肺炎の治療中に感染したかどうかは確認されていない。

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