真珠養殖が存続の危機 貝の大量死で「骨董品」に?
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約130年前、日本人がアコヤ貝を使って世界で初めて養殖に成功した真珠。虹のような輝きが特徴の国産真珠の養殖が存続の危機に直面している。原因は昨年夏に発生したアコヤ貝の謎の大量死だ。今後数年にわたり生産量が激減するのは必至。価格も上昇しつつあり、一般消費者の手に届きにくい「骨董品」になるとの懸念が広がる。窮地に立つ産地を訪ねた。(阿部晃太朗)
昨年12月下旬、三重県志摩市船越地区は、アコヤ貝の中で育...
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