米、妊婦への観光ビザ発給を厳格化 「出産旅行」抑制

2020/1/24 1:55
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【ニューヨーク=高橋そら】米国務省は23日、妊娠中の外国人女性の入国を厳しくすると発表した。在外米大使館の職員に対して、出産のために観光ビザを使って米国を訪れようとする人へのビザ発給を拒否するよう伝達する。米国籍の獲得を目的とした「バースツーリズム(出産旅行)」を抑制する狙いがある。

違法なバースツーリズムの現場に踏み込む米連邦警察(2015年3月)=AP

国務省が官報で公表した。短期滞在用の観光ビザ「Bビザ」の発給要件を厳格化する。24日から適用される見通し。

米国は「出生地主義」制度を採用しており、両親が米国籍を持たなくても米国で生まれた子に自動的に米国籍を付与している。この原則は米国憲法で定められている。ただ、近年は中国などから子の米国籍取得を目的とした妊婦の入国が相次いでいる。国務省は「(こうした出産旅行は)国家安全保障にリスクをもたらす懸念がある」と説明した。

トランプ米大統領は2019年8月、ホワイトハウスで記者団に対し「出生地主義について極めて真剣に検証している」と表明。「国境を越え、出産する。生まれた子供はめでたく米国民となる。これは率直に言っておかしなことだ」と述べていた。

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