北朝鮮外相に李善権氏 軍出身、メディアが報道

2020/1/24 1:45
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【ソウル=恩地洋介】北朝鮮の外相が外務省出身の李容浩(リ・ヨンホ)氏から、対韓国政策の責任者を務めた軍人出身の李善権(リ・ソングォン)氏に交代したことが23日、北朝鮮メディアの報道で判明した。ラヂオプレスによると朝鮮中央放送が同日夜のニュースで、北朝鮮駐在の外交官のために開いた宴会に李善権外相が出席したと伝えた。

南北閣僚級会談に出席した北朝鮮の李善権氏(2018年9月、板門店)=ロイター

軍人出身の外相は極めて異例。李善権氏は2000年代半ばから南北の軍事会談で北朝鮮側の代表を務め、16年12月には対韓国政策を担う祖国平和統一委員会委員長に就いたことがわかっている。南北が対話を進めた18年には平昌冬季五輪に合わせて訪韓したほか、軍事境界線にある板門店で韓国統一相との協議に臨んだ。韓国では対外強硬派として知られている。

報道によると、北朝鮮は23日に旧暦の新年に当たり、各国の外交官を招いて宴会を開いた。李善権氏はあいさつで「わが人民が、難関を自力更生の力で全面突破する総攻撃戦に立ち上がった」と語り、対外政策の立場を説明したという。

退任した李容浩氏の処遇は分かっていない。同氏は外務省で米国や核問題の交渉を担当し、16年から外相を務めた。19年2月にハノイで開いた米朝首脳会談が物別れに終わった直後には、異例の記者会見を開き北朝鮮側が主張した内容を説明した。同年7月のASEAN地域フォーラム(ARF)外相会議や9月の国連総会にはいずれも欠席していた。

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