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農研機構、根拠を示すAI 植物の病気を高精度に診断

農業・食品産業技術総合研究機構は、農作物の葉の画像データをもとに病気か否かの根拠を示した上で判別する人工知能(AI)を開発した。ジャガイモの葉で試したところ、95%以上の精度で診断できた。実証試験などを進め、2020年度にも実用化を目指す。

新開発のAIは植物の葉の画像データから色や形などの「健全」、黄変や損傷などの「病気」、葉脈などの「共通部分」という3つの特徴の領域に分ける。病気の葉は「病気」と「共通部分」、健全な葉は「健全」と「共通部分」というように、使う領域を変えて学習させることで病気かどうかを簡単に判定できるようになった。

ジャガイモの2種類の病気を対象に、病気の葉の画像827枚と、健全な葉の画像400枚を学習し、試験用の176枚の画像で精度を検証したところ、2種類の病気とも95%以上の精度で判別できた。ピーマンやトマトの病気も90%を上回る精度で識別できた。

20年6月には同機構の種苗管理センターで作業者が身につけたカメラやドローンなどでジャガイモの苗の画像を撮影し、病気を判別するなど実証試験する予定だ。

従来のAIは学習した特徴や判断の根拠を示さないものが多く、説明可能なAIに対する社会的な要請が高まっている。新開発のAIは判断の根拠を示すため、安心して利用できるとしている。

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