プーチン氏、イスラエルで首脳会談 中東での影響力拡大図る

2020/1/23 18:13
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【ドバイ=小川知世】ロシアのプーチン大統領は23日、イスラエルを訪問した。同国のネタニヤフ首相とエルサレムで中東情勢などを協議する。プーチン氏の訪問は2012年6月以来、約7年半ぶりで、パレスチナ自治政府のアッバス議長との会談も予定する。中東の緊張が高まるなか、地域での影響力を高める方策を探るとみられる。

握手するロシアのプーチン大統領(左)とイスラエルのネタニヤフ首相(23日、エルサレム)=ロイター

ロシア大統領府によると、プーチン氏はネタニヤフ氏との会談でイランやシリアなど中東情勢を協議する。エルサレムの帰属先を争うイスラエルとパレスチナの情勢についても意見を交わす見通しだ。

イスラエルは敵対するイランの脅威をロシアに訴え、安全保障上の連携を確認したい考えだ。米国とイランの緊張が高まるなか、イラン革命防衛隊は1月上旬、米同盟国のイスラエルも攻撃対象になると警告した。シリアやレバノンなどでイランが支援する武装勢力が威嚇を続け、イスラエルは一段と脅威が高まったと警戒している。

パレスチナも対立するイスラエルとの和平プロセスの仲介をプーチン氏に期待する。パレスチナはエルサレムをイスラエルの首都と認定したトランプ米政権に反発し、不信感を強めている。プーチン政権はイスラエルとパレスチナが国家として併存する「2国家共存」を支持する立場だ。過去に両国とロシアの3首脳による会談を呼びかけたこともあった。

プーチン氏は23日、エルサレムで開くポーランドのアウシュビッツ強制収容所の解放75年の追悼式典に出席する。式典にはフランスのマクロン大統領、ペンス米副大統領らが参加する。プーチン氏と出席する要人との接触があるか注目される。

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