キャピタランド、傘下のREITを合併、アジア3位に

アジアBiz
2020/1/23 11:46
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【シンガポール=谷繭子】シンガポール不動産最大手のキャピタランドは、傘下に持つ2つの不動産投資信託(REIT)を6月をメドに合併する。大型化で競争力をつけ、一段の投資を呼び込む狙い。合併で生まれる新REITの時価総額は約168億シンガポールドル(約1兆3600億円)。アジア太平洋で3位の規模になるという。

合併する両REITが共同保有するラッフルズシティ・シンガポールはモール、オフィス、ホテルの複合不動産だ

シンガポールのREIT市場は再編が加速している。合併で時価総額が大きくなれば、機関投資家が目安にするREIT指数に採用され、投資が集まりやすくなるとの期待がある。不動産の大型買収に向けた体力をつける狙いもある。

今回合併を決めたのは同国内のショッピングモールに特化したキャピタランド・モール・トラスト(CMT)と、オフィスビル専門のキャピタランド・コマーシャル・トラストだ。投資家の合意を得て、6月の合併実現を目指す。存続するのはCMTで、名前を「キャピタランド統合コマーシャル・トラスト」とし、シンガポール取引所(SGX)上場を続ける。

新REITが組み込む不動産の価値は229億シンガポールドル。商業ビルとオフィス、複合型不動産がそれぞれ3割前後を占めるようになる。

シンガポールのREIT市場はアジアで日本に次ぐ規模。SGXには44種のREITが上場する。不動産会社が建物の用途別に異なるREITを組成してきたが、規模重視で整理する動きが2019年から目立ってきた。不動産のフレイザーズ・プロパティーやオーバーシーズ・ユニオン・エンタープライズ(OUE)がそれぞれ傘下のREIT同士の合併を決めた。

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