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イタリア与党「五つ星運動」党首辞任、政権に逆風

ディマイオ党首の辞任で政権運営が揺らぐ可能性がある(22日、ローマ)=ロイター

【ダボス(スイス東部)=細川倫太郎】イタリアの左派「五つ星運動」のディマイオ党首は22日、党首を辞任すると表明した。リーダーシップの欠如で求心力が著しく低下しており、党運営が混乱した責任をとる。最大与党の党首辞任はコンテ首相が率いる政権には逆風となる。

ディマイオ氏は22日夕(日本時間23日未明)、党の会合で「私は五つ星の責任者から退くためにここにきた」と述べた。数カ月以内に新しい党首を選出して、新しいリーダーのもとで党の立て直しを急ぐ。

五つ星は中道左派「民主党」と連立政権を構成している。ディマイオ氏は政治経験の浅さから政権内で存在感を発揮できず、党内では不満を抱く議員が増えていた。最近では党を離脱する議員も多く、辞任は避けられないとの声が出ていた。

ディマイオ氏の辞任で連立政権は不安定さが増しそうだ。昨夏に野党に転落した極右「同盟」は国民からの人気が依然高く、これを機にさらに勢いづく可能性もある。

連立政権の先行きを懸念し、22日の欧州市場では一時的にイタリア国債への売りが活発になった。10年物の利回りは一時1.45%程度と、前日の1.37%程度から上昇(債券価格は下落)した。ただ、利回り上昇を好機とみた買いが次第に入り、利回りは1.3%台まで戻した。

情報会社リフィニティブによると、欧州の長期金利の指標であるドイツの10年物国債に対するイタリア10年債利回りの上乗せ幅は約1.7%と、2019年12月下旬以来の大きさに広がる場面があった。

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