ベゾス氏がハッキング被害 サウジ皇太子関与の公算も

2020/1/23 4:12
保存
共有
印刷
その他

アマゾン・ドット・コムの最高経営責任者(CEO)のベゾス氏=ロイター

アマゾン・ドット・コムの最高経営責任者(CEO)のベゾス氏=ロイター

【ニューヨーク=吉田圭織】米アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)の携帯電話がハッキング被害に遭い、サウジアラビアのムハンマド皇太子が関与していた可能性があることが22日、分かった。国連人権理事会の特別報告者が同日に声明を出し、米国や関係当局による迅速な捜査を求めた。

声明を出したのは、国連人権理事会でサウジ人記者ジャマル・カショギ氏の殺害事件を担当するカラマール特別報告者と、表現の自由を担当するケイ特別報告者の2人。

声明によると、対話アプリ「ワッツアップ」を通じて2018年5月、ムハンマド皇太子の個人アカウントからベゾス氏に動画ファイルが送られた。ベゾス氏が受信してから数時間以内に、ベゾス氏の携帯電話から情報が流出し始めた。

流出が起こる1カ月前、ムハンマド皇太子とベゾス氏は互いの連絡先を交換していた。流出にはサウジ当局のソフトが使われた可能性が高いという。

ベゾス氏は18年11月、19年2月にもムハンマド皇太子からメッセージを受け取っていた。中身には公にされていないベゾス氏個人の生活に関する情報が含まれていたという。同じ頃、米タブロイド紙がベゾス氏の私的な人間関係について報じていた。

ベゾス氏は米紙ワシントン・ポストのオーナー。18年10月にトルコのサウジ総領事館で殺害されたカショギ氏は、かねてムハンマド皇太子に批判的な記事を同紙に寄稿していた。報告者は「サウジアラビアに関する報道を阻止することが目的だった可能性がある」と指摘した。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]