アコム、2年7カ月ぶり高値 利息返還の減少期待

2020/1/22 21:00
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22日の東京株式市場でアコム株が一時前日比11円(2%高)の524円まで買われ、2017年6月以来約2年7カ月ぶりの高値を付けた。終値は8円高の521円。過去に受け取りすぎた利息を返還する「過払い金返還」が一巡し、業績が上向くとの見方が出ている。大株主の三菱UFJフィナンシャル・グループとの資本関係が変化するとの思惑もあるようだ。

アコム株は19年9月以降、一本調子で上昇してきた。過払い金の返還請求件数が減少傾向にあり「今後は費用負担が減り、業績が回復するとの期待がある」(国内証券)という。機関投資家の買いが入っているとみられる。

ほかの消費者金融やクレジットカード会社も買われている。22日はアイフルオリエントコーポレーションが昨年来高値を付けた。業種別日経平均の「その他金融」も約1年3月ぶりの高値となった。

アコム株を約4割保有する三菱UFJが株の買い増しや売却に動くとの見方も出ているようだ。日本市場で目立っていた親子上場への批判が強まっていることが背景にある。

もっとも、金融担当の証券アナリストからは「法規制などとの関連を考えると、資本を見直すメリットは少ない」との声があがる。積極的な買い材料は乏しいとして、短期的な調整を警戒する向きもあった。

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