かんぽ検査 金融庁に届いた激励文
経済部 岡部貴典
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「ガバナンスをどう考えているのか」。2019年9月中旬、金融庁はかんぽ生命保険の不適切販売を受け、郵政グループの立ち入り検査に踏み切った。日本郵政の長門正貢社長(当時)と向き合った金融庁の西田晃久主任検査官は厳しく問いただした。念頭にあったのは近年の金融不祥事に共通するガバナンス不全の問題だ。
西田氏は全国に散らばる約800人の検査官の頂点に立つ。今回は約30人のチームを率いたが、トップ検査官が自ら現場に入るのは異例だ...
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