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まるでテーマパーク 7年連続「世界一」チャンギ空港

映像と写真で魅力に迫る

年間6500万人以上が訪れるシンガポールのチャンギ国際空港。世界の航空・空港の格付け調査を行う英スカイトラックスが発表する「世界ベスト空港」で、7年連続1位に選ばれています。空港に百貨店並みの機能を持たせた新たなビジネスモデルも目を引きます。映像と写真でその魅力を読み解きます。

世界最大級の人工滝

屋内では世界最大級という、高さ40メートルの人工滝。シンガポールで頻繁に降る雨がモチーフ

目を引くのは、屋内で世界最大級という高さ40メートルの人工滝です。昨年4月に開業した商業施設「ジュエル」の中にあります。外は東南アジア特有の蒸し蒸しした暑さですが、館内に入ると滝の涼しげな音に癒やされます。

水しぶきがガラス張りの天井から差す外光に反射し、虹が見えることも

ガラス張りの天井から入る外光で、虹が見えることもあります。水辺を囲むように2000本以上の木々が植えられており、緑が豊かです。夜には滝がカラフルな色にライトアップされます。最上階には、迷路、足元が透明になっている橋、滑り台など子供も楽しめるアトラクションがあります。

広さは東京ドームの10倍

空港はシンガポールの中心部から車で約20分。銀色の円盤のような建物が滝のある施設だ

この商業施設「ジュエル」の広さは東京ドームのグラウンドの約10倍もあります。一部のターミナルと直結しています。最も近い到着口からは、数十メートルも歩けば中に入れます。

館内で滝をからめて記念撮影する人たち
乗り継ぎの合間に、蝶とふれあうこともできる
地下2階から地上5階まで、記念撮影を楽しめるスポットが数多くある
最上階には植栽で造った迷路などのアトラクションが集まる

商業施設やターミナルには、搭乗客向けに数時間以上前にチェックインできるカウンターや、手荷物預かり所が設置されています。ゆったり過ごしてもらう工夫です。

ターミナルに並ぶ自動チェックイン機
滝を囲むように円形に280以上の店舗が軒を連ねる

開業半年で5000万人超

ターミナルは4つあり、それぞれ買い物などを楽しむことができる

「1カ月に数回、買い物を楽しんだり食事したりするために来る。ここならいろいろな体験ができるから」。シンガポール在住の女性が笑顔で話してくれました。空港の敷地内には飲食店や小売店が500店舗以上あります。シンガポールの中心部から車で20分と近く、週末は買い物や食事、娯楽を求める地元の家族連れや若者でにぎわいます。「ジュエル」がオープンして半年で来場者数は5000万人を超えています。前年度の空港のみの来場者数に迫る勢いです。

さらなる飛躍目指す

世界の384都市に向けて旅客機が飛び立つ。さらに5つ目のターミナル建設を予定している

チャンギ国際空港は売上高のうち約6割を、店舗の使用料や賃貸料などから得ています。旅客機の着陸料よりも、利用客が施設内で使ってくれるお金に着目し収益につなげるビジネスモデルです。同空港は5つ目のターミナルを建設予定で、2030年以降に完成する見込みです。利用者が増え、ますます魅力が高まりそうです。

取材・野岡香里那 編集・鈴木輝良

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