日経平均、終値166円高の2万4031円と反発
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22日の東京株式市場で日経平均株価は反発した。前日比166円79銭(0.70%)高の2万4031円35銭で終えた。前日に下落した半導体関連や電子部品を中心に買い戻しが見られた。アジア株が堅調に推移したことで世界的に拡大している新型肺炎への過度な警戒感が和らいだ。
日経平均は寄り付き直後にきょうの安値を付けたが、本格化する主要企業の決算発表を控え下値を売り込む動きはみられなかった。東エレクやアドテスト、TDKなどを中心に買い戻しが入った。
新型肺炎の拡大を警戒し前日急落した香港ハンセン指数が堅調に推移したことや、中国・上海総合指数が上げに転じたことで、大引けにかけてこの日の高値を付けた。
東証株価指数(TOPIX)も反発し、終値は前日比9.16ポイント(0.53%)高の1744.13だった。JPX日経インデックス400も反発し、終値は前日比91.67ポイント(0.59%)高の1万5608.92だった。
東証1部の売買代金は概算で1兆8868億円と3日連続で2兆円を下回った。売買高は10億180万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1286、値下がりは758、変わらずは115だった。
リクルートやダイキン、高機能のウエハーを開発したと報じられた信越化が昨年来高値を更新した。半面、塩野義やファストリは安い。今期の営業利益が前期推定比3割減となりそうだと報じられた東海カも軟調。ディーゼル不正の疑いで三菱自も売られた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕