仮想通貨、遠い「投資対象」 19年のファンド新設半減
ヘッジ手段乏しく悪循環
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投資対象としての暗号資産(仮想通貨)が厳しい環境に置かれている。代表的なビットコインは2019年6月につけた高値(約1万3800ドル)から4割ほど安い水準に落ち込む。機関投資家の参入は限定的で、撤退するファンドも増えてきた。投資商品の広がりにも欠け、新しいアセットクラス(資産)になるには課題は多い。
「金価格とビットコインが連動した」――。年明け早々、仮想通貨交換会社の関係者は思わずつぶやいた。...