セルトリオン、中国にバイオ医薬品工場、566億円投資

アジアBiz
2020/1/21 17:31
保存
共有
印刷
その他

【ソウル=細川幸太郎】韓国製薬大手のセルトリオンは21日、中国・武漢市にバイオ医薬品の工場を建設すると発表した。同社初の海外工場となる。2020年上半期に着工し、25年までに6000億ウォン(約566億円)以上を投資する。年12万リットルの生産能力を備え、中国内の製薬会社から生産を請け負う医薬品製造受託(CMO)事業も始める予定という。

セルトリオンはこれまで韓国仁川工場でのみバイオ医薬品を生産してきた=同社提供

セルトリオンは02年創業の新興製薬会社。「バイオシミラー」と呼ぶバイオ医薬品の後続品の開発を手掛け、18年12月期の売上高は9820億ウォン。営業利益は3382億ウォンと高い利益率を維持する。ただ、韓国や欧米市場では同社製品の浸透が一巡しており、新市場を求めて中国工場の建設を決めた。中国当局に対し、販売承認の申請手続きを開始した。

武漢市政府はバイオ医薬品の研究開発拠点を誘致している。すでに300余りの開発センターが集積しているという。セルトリオンは製薬関連の人材が豊富な武漢市で、製造に加え研究開発も始める計画だ。

同社は現在、韓国・仁川市で年19万リットル規模のバイオ医薬品を生産している。関節リウマチ薬「レムシマ」や乳がんなどの薬「ホジュマ」が主力製品。中国工場の新設により生産能力を高め、新市場開拓を狙う。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]